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​世界の生産地域

 オリーブオイルの生産地、強いてはオリーブの栽培が盛んな地域を見ていきましょう

 日本のオリーブ栽培で盛んな場所といえば、香川県の小豆島をイメージする方が多いのではないでしょうか。

 小豆島では今から約100年以上前からオリーブの栽培が行われてきました。近年、全国的に広まりつつあるオリーブ栽培地の中でも

栽培の歴史は長く、また観光地としても人々に親しまれています。

では世界に目を向けるとどうでしょうか?

 現在、オリーブ栽培の最たる生産地は、ヨーロッパの地中海周辺の国々です。

 特にスペインは、その栽培面積が最も広く、世界のオリーブオイルの約50%を生産しています。そして、次に栽培面積の大きいのがチュニジアで、世界の約20%のオリーブオイルがここで作られています。

 世界の70%以上がこの2つの国で生産されていることに、驚かされます。

 その他に、イタリア、ギリシャ、トルコ、フランスなど、オリーブオイルの歴史から見る、紀元前より生産されてきた国々も、主な生産地として名を連ねています。

 さらに、近代にいたってはアメリカやオーストラリアなどでも大規模な生産が行われてきており、そこから作られるオリーブオイルの品質は、歴史の長いヨーロッパのオリーブオイルと比べても、なんら遜色の無い、高品質なオイルが作られてきていることに注目が集まってきています。

 世界のオリーブオイルを集めてみたい、試してみたいという方は、オリーブオイルソムリエ®の方がいる専門店を訪ね歩くのが最良です。

 オリーブオイルは、オリーブの実から直接搾油した油(油脂)であるため、栽培品種や栽培方法、搾油方法、技術者の工夫や努力のよって、様々な風味のオイルが出来上がります。

 同じ品種でも国や気候によってその実の特性が変化し、さらには同じ場所であってもその年によって、オリーブの実に変化をもたらします。

 そのため、最良の技術者は常にオリーブや自然と対話を行い、最良の方法で最良のオリーブを作ることに努力を惜しみません。

 日本オリーブオイルソムリエ協会主催の国際オリーブオイルコンテスト「OLIVE JAPAN」でも、日本国内・国外問わず多くのオリーブオイル生産者が毎年参加します。

 そして、そのコンテストで毎年連続で受賞する生産者もいらっしゃいます。

 本当にすごいのは、毎年変化する環境のなかでも、最良のオリーブを作り、最良の方法でオリーブオイルを搾油し続けられる人ではないでしょうか。

 当園でもオリーブ栽培をする以上は、このような方々を目標に日々努力していきます。

​              おしまい

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